日日諸諸

冬を迎える今こそ姿勢改善と運動習慣を取り入れましょう

おはようございます。こんにちは。夕方からはこんばんは。
二十四節季の秋分を迎え、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
夏に盛んに活動をしていた虫たちが冬支度を始める頃です。
気温の低下も手伝って私たちは身体を縮めて、
前傾姿勢になりがちです。

姿勢を悪くすることで…

・悪い姿勢が日常となる
・腰、肩などの不調、痛み
・疲労しやすくなる

 

やはり姿勢はまっすぐありたいものです。
身体の姿勢を維持するための抗重力筋をご紹介したいと思います。

 

抗重力筋は、姿勢の保持を主な役割として、
名前のとおり重力に抗って姿勢を保持している筋肉です。

抗重力筋という名前の筋肉があるのではなく、身体の前側と後ろ側に
存在する姿勢を保つための筋肉をまとめて抗重力筋と呼び、
下記の図のとおりです。

身体の前側

・胸鎖乳突筋  ・腹横筋
・腸腰筋  ・大腿四頭筋
・前脛骨筋

身体の後ろ側

 ・僧帽筋 ・頭板状筋
・頭長筋 ・半棘筋
・脊柱起立筋  ・大殿筋
・ハムストリング(半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋)
・下腿三頭筋  ・後脛骨筋

いくつもの筋肉が出てきましたが、これらが前後のバランスを
とりながら姿勢を保っています。
立っている時、座っている時にその役割を果たし、
私たちの姿勢保持を担っています。
(寝ている時は作用していません)

さて、姿勢改善にはどうすればよろしいか。
先ずは、身体を起こしましょう。
前方を良く見えるようにして、
おへそ(臍)から四指下方の下丹田に力を入れて下さい。
思うように身体を起こせずとも、可能な限りで良いので
一日の中で何度か身体を起こすことを行って下さい。
(ずーっとでなくても構いません)

 

次に身体を動かしましょう。
身体の各部位の関節を動かすことで筋肉を動かします。
何もトレーニングではないので錘を使用せず動かすだけです。
つまり、負荷のない状態であっても運動という概念に含まれます。

では、具体的にどう動かすのか。
上肢下肢(腕、足)を例に挙げますと

手首は掌を床面に向けて上下左右に曲げたり、グルグル回します。
肘は曲げ伸ばしと掌を床面に向けたり天井に向けて回旋します。
肩は腕を上下に上げ下げと肩回しをします。
足首は甲側と足裏側へ曲げ伸ばしや足首をグルグル回します。
膝は屈伸運動と同様にします。
股関節は大腿を上下に上げ下ろしをします。

動かせる程度で上下左右や回したり、無理のないように動かしましょう。
一箇所あたり10回程度行って、
簡単ですが上記の内容は10分程度で済みます。
慣れてきたときには、さらに運動の種類を増やされることでしょう。

今回の日々諸諸は、
冬の寒さが本格的になる前に、姿勢をまっすぐにして、
運動を日常生活のなかで習慣となるよう
ご提案の記事とさせて頂きました。

この秋分の頃であれば寒さを理由に運動が
億劫になりにくいかと存じます。
身体を縮めて冬を過ごされるより、身体をまっすぐさせる、または
それに近づけること。そして運動することで筋肉を機能させる。

より良い生活習慣と運動習慣を、
冬支度の一環としてご一考下されば幸いです。

 

コメントを残す

*